サービス利用までのながれ
介護サービスや介護予防サービスを利用するときは、担当地区の地域包括支援センターに相談します。生活する上で困っていることや、利用するサービスおよびサービスを利用するための申請方法を相談します。
①金沢市地域包括支援センターに相談
地域包括支援センターとは、高齢者の方が住みなれた地域で安心して生活できるように専門職(主任介護支援専門員、社会福祉士、保健師)が介護に関する悩みや心配ごとのほか、福祉や医療に関するさまざまな相談に応じる窓口です。金沢市には19の地域包括支援センターがあります。
②要介護認定の申請
要介護認定が必要なサービスを希望する場合は、市の介護保険担当窓口に要介護認定の申請をします。
申請に必要なもの
- ・要介護・要支援認定申請書(窓口にあります)
- ・主治医意見書
- ・印鑑
- ・介護保険証(65歳以上)/加入している医療保険の被保険者証(40~64歳)
- ・個人番号と本人を確認できるもの
要介護認定の申請は本人や家族のほか介護相談いそべのような居宅介護支援事業所による代行申請もできます。
③要介護認定
要介護認定の申請後、調査員による訪問調査やその結果などをもとに介護が必要かどうかを判断するための審査・判定が行われます。
訪問調査
調査員が自宅などを訪問し、全国共通の調査項目について調査を行います。訪問調査では以下のようなことを聞かれます。
麻痺等の有無/拘縮の有無/寝返り/起き上がり/座位保持/両足での立位保持/歩行/立ち上がり/片足での立位/洗身/つめ切り/視力/聴力/移乗/移動/えん下/食事摂取/排尿/排便/口腔清潔/洗顔/衣服着脱/外出頻度/意思の伝達/日課の理解/短期記憶/徘徊/感情が不安定/昼夜逆転/ひどい物忘れ/薬の内服/金銭の管理/日常の意思決定/買い物/簡単な調理 など
コンピュータでの判定
調査の結果をコンピュータに入力して一次判定を行います。
審査・判定
一次判定の結果や主治医の意見書などをもとに保健・医療・福祉の専門家による介護認定審査会で、審査・判定します。
④結果通知
結果通知書と介護保険証が届きます。要介護状態区分、支給限度額、認定の有効期間を確認しましょう。